毛周期（ヘアサイクル）

毛が生えてから成長して抜けていくまでには、「成長期」「退行期」「休止期」の3つで構成される周期（サイクル）があります。

「成長期」

その名のとおり、毛が伸びる時期のことです。この時期の毛は根が深くメラニン色素も濃いため、医療レーザーによる熱が毛根にため込まれ、周辺の発毛組織にも熱ダメージを与えることができます。
医療レーザー脱毛の効果が一番表れやすい時期とされています。

「退行期」

毛の根が浅くなり、メラニン色素も薄くなります。医療レーザー脱毛の効果が表れにくい時期の毛ですが、効果が期待できる医療レーザー機器もあります。

「休止期」

毛の成長が止まって毛の根が離れて抜け、次の成長期を迎えるまでの間の状態です。この状態では医療レーザーで熱を与えても発毛組織にダメージを与えることはできません。

この3つのサイクルを繰り返して毛は生えて伸び、抜けおちて、再び生えてきます。このサイクルを毛周期（ヘアサイクル）と言います。

成長期の長さや成長の早さは部位や毛の1本ごとに異なります。施術範囲の全ての毛の脱毛処理を行うには、毛の周期が回ってくるのを待つ必要があるため、2～3ヶ月に1回のペースで成長期の毛を脱毛する必要があるのです。

部位ごとの毛周期（ヘアサイクル）

毛周期は部位によって異なり、ホルモンバランスの違いでも変わってきますが、主な部位の毛周期は以下のとおりです。

頭髪	3～4年	人体で最も毛周期が長く、成長も1日約0.3～0.4mmと早いです。
顔	1～2ヶ月	1日約0.18mmとゆっくりした成長速度です。
わき	2～3ヶ月	頭髪に次いで成長が早く、1日に約0.3mmです。
腕	2～3ヶ月	伸びるのが最も遅く、1日に約0.1～0.2mmです。
VIO	1.5～2ヶ月	1日あたり約0.2mmです。
太もも・膝下	1.5～2ヶ月	腕と同様、1日に約0.1～0.2mmです。

※表は左右にスクロールして確認することができます。